スタジオジブリの新作アニメ「アーヤと魔女」がジブリ初の3DCG制作によってアニメーションになります。
企画は宮崎駿さん、そして息子の宮崎吾朗さん監督、プロデューサーは鈴木敏夫さんです。
NHK総合テレビで放送予定です。
いつから放送開始なのか、「アーヤと魔女」とはどんな作品なのか、原作についてや動画フル配信はどこであるのかなども調べてみました。
アーヤと魔女はどんな作品?
「アーヤと魔女」の物語は、身寄りのない子供として育った主人公アーヤが、ある日魔女に引き取られることになった・・・というお話です。
主人公のアーヤは自分が魔女の娘とは知らずに育ち、引き取られた先では意地悪な魔女と暮らすことになることから始まります。
ジブリ作品では初めてとなる全編3DCGで制作される長編作品となります。
企画は宮崎駿さんで、監督は息子の宮崎吾朗さんです。
宮崎吾朗さんは、2006年のジブリ作品「ゲド戦記」の監督も務めています。
コロナの後、世界はどうなるのか? それが現在、いろんな人の一番大きな関心事です。
映画やテレビだって、それを避けて通ることは出来ません。
『アーヤ』は、コロナ後に堪えられる作品なのか? ラッシュを見ながら、ぼくは何度も考えました。
そして、この作品の大きな特徴は、アーヤの賢さだと気づきました。
賢ささえあれば、どんな時代も乗り越えられる。そう思ったとき、安堵を覚えました。
『長くつ下のピッピ』が世界一強い女の子なら、『アーヤ』は世界一賢い女の子の物語です。
憎たらしいけど、何故か可愛いアーヤ。いろんな人に愛されることを願っています。
ちなみに、アーヤは誰かに似ていると思ったら、この作品の監督である吾朗君そのものでした。
それを指摘すると、吾朗君は照れ臭そうに、はにかんでいました。
プロデューサーの鈴木敏夫さんもこのように語られていて、作品に寄せる思いが伝わってきますね。
実際、宮崎駿はCGアニメに意欲的。
CGアニメの最高峰PIXARの誕生に大きく寄与したジョン・ラセター氏と友人関係であり、過去に自作にCG表現を取り入れる挑戦をした際には、「ラセターに対して恥ずかしくないものを作る」ことを最低限の条件にしたほどだし。 pic.twitter.com/V5fKqw3CAA— Ados (@ados_sakiso) June 3, 2020
全編3DCGで作成する初のジブリ作品、若手の新しい挑戦に期待も高まりますね。
NHKで放送されるジブリ作品ということで、どんな作品になるのでしょうか。楽しみでしょうがないですね。
アニメ「アーヤと魔女」はいつから?
「アーヤと魔女」はいつから放送になるのでしょうか。
公式では2020年冬となっています。
テレビアニメのクールがだいたい3カ月で1クールとなっていて、1月(冬)、4月(春)、7月(夏)、10月(秋)の3カ月単位が多いようです。
冬といえば、1月スタートかと思えますが、今(2020年6月)の発表で「2020年冬」というと、1月だったら「2021年冬」となってしまうので、もしかしたら秋の2020年10月スタートでしょうか。
それとも、4月が年度変わりということで、2021年1月でも「2020年度の冬」と見て、2021年1月スタートになるでしょうか。
ただ、ツイッターの動画でもあったようにプロデューサーの鈴木敏夫氏が言われたのには「吾朗君の作品はほぼ出来上がっている」ということは、もしかしたら2020年10月には観れるかもしれませんね。(早く観たいという期待もありますね)
アーヤと魔女の原作はある?
アニメの原作は、イギリスの児童小説「アーヤと魔女」
著者はイギリス作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんです。
ダイアナ・ウイン・ジョーンズさんといえば、宮崎駿監督が自身の中でも特別な作品と言っているアニメ映画「ハウルの動く城」の原作者でもあります。
ダイアナさんの作品が日本で人気が高まったのは、2004年に宮崎駿監督がハウルの動く城の1巻となる「魔法使いハウルと火の悪魔」をアニメ映画化してからでした。
彼女自身もジブリ作品のファンだったそうです。
他にも「九年目の魔法」や「ダークホルムの闇の君(二部作)」「わたしが幽霊だった時」「大魔法使いクレストマンシーシリーズ1」「大魔法使いクレストマンシーシリーズ2」「デイルマーク王国史シリーズ」など、独創的なファンタジーの作品を多数発表しています。
彼女はオックスフォード大学時代に、ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンやC・S・ルイスに師事しています。
ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンは「ホビットの冒険」と「指輪物語」の作者、作者C・S・ルイスは「ナルニア国ものがたり」の作者です。
ダイアナ・ウイン・ジョーンズさんの作風や独特な世界観の源が、分かるような気がしますね。
ダイアナ・ウイン・ジョーンズさんは2009年の夏に肺癌と診断をうけてから、闘病生活を続けていましたが、2011年3月に76歳で亡くなられました。「アーヤと魔女」は遺作となります。
スタジオジブリ初の3DCGアニメ『アーヤと魔女』 原作はイギリスの児童小説🧙♀️https://t.co/YrFScbfvs8
宮崎駿が企画、宮崎吾朗が監督を担当する pic.twitter.com/Q5EfW3D9El
— KAI-YOU (@KAI_YOU_ed) June 3, 2020
アーヤと魔女のフル動画配信はどこ?
「アーヤと魔女」はまだ放送されていないので、どこの動画配信さいとで放送されるかは分かりません。
これまでもジブリ作品は動画配信サイト(ビデオオンデマンド)では作品が提供されていないことから、「アーヤと魔女」も配信されない可能性もあります。
ジブリ関連の作品で動画配信があるといえば、「思い出のマーニー」を手掛けた米林宏昌監督の作品、「メアリと魔女の花」がU-NEXTで配信されているのをみつけました。
その他には、2020年5月現在はジブリの映画作品を視聴できるVOÐ度が配信サイトをみつけることはできませんでした。
なので、「アーヤと魔女」も、もしかしたら、NHK総合のオンエアのみで動画配信はされないかもしれません。
ただ、NHKでの配信作品なので、NHKオンデマンドでは配信される可能性が強いと予想されます。
となると、U-NEXTでもNHKオンデマンドを視聴することができるので、U-NEXTでも動画が配信されるのではないかと期待していますよ。
ちなみに、宮崎駿監督が手掛けた作品で、1978年(昭和53年)の4月~10月の毎週火曜日に放送された「未来少年コナン」という作品があるのですが、この作品が今、デジタルリマスター版としてNHK総合で放送されています。
「未来少年コナン」のデジタルリマスター版
- 2020年5月4日(月・祝)
- 毎週月曜日(日曜日深夜)午前0時10分~0時40分
- NHK総合
そして、見逃した方はU-NEXTで全26話、動画見放題で見ることが出来ますよ。
宮崎駿監督作品の「未来少年コナン」と米林宏昌監督の作品「メアリと魔女の花」がU-NEXTで配信されているということは、「アーヤと魔女」もU-NEXTで配信されるかもしれませんね。(2020年6月現在の情報です)
まとめ
スタジオジブリから最新作「アーヤと魔女」が全編3DCGで2020年冬から放送予定と発表されました。
企画は宮崎駿さん、監督は宮崎吾朗さんで、プロデューサーは鈴木敏夫さんと最強のタッグを組んでの期待のアニメです。
原作は「ハウルの動く城」と同じ著者ダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童小説「アーヤと魔女」です。
動画配信は今のところまだ発表はありませんが、NHKオンデマンドとU-NEXTで配信されるのではと予想しています。(2020年5月現在)
スタジオジブリの審査Uアニメ、楽しみですね。