台風13号が発生しました。名前は「クジラ」
今後の進路や天気の移り変わりについて、米軍の最新情報や気象庁の天気図などと一緒に関東や日本列島への影響はどうなのか、今後の動きを見ていきましょう。
台風13号の米軍最新進路情報
日本では秋雨前線の影響で雨が続いていましたが、少しずつ移動性の高気圧が日本列島を覆い始めましたね。
いわゆる、秋晴れという天気です。
そんな中、台風13号が南鳥島近海に発生しました。
【#台風13号 KUJIRA(クジラ)が発生】https://t.co/6DgCIi9iZY pic.twitter.com/6DuJPZDmIs
— Yahoo!天気・災害🌤(ヤフー天気) (@Yahoo_weather) September 27, 2020
今後の進路について、米軍の最新情報から見ていきたいと思います。

画面の右ちょっと上にある赤い矢印→(矢印)が今回発生した台風13号です。
「TD15W KUZIRA」と表示されていて、名前が「クジラ」とつけられていますね。
台風の名前は、日本を含む14ヵ国が加盟する台風委員会で各国が名前を提出していて、全部で140個の名前があります。
その中から、発生した順番に、台風に名前がつけられているんですね。
今回は、台風の名前は日本が提案した名前「くじら」と命名されています。星座が由来なんだそうです。

台風13号の進路を拡大した米軍発表のグラフィック画像を見てみましょう。
太平洋サイドで大きく日本列島からそれて進む進路と予想されているようですね。
台風13号の気象庁の情報と天気図は
それでは、台風13号2020の気象庁の進路情報と天気図はどうなってるのでしょうか。
まずは、気象庁発表の進路情報です。

こちらも、米軍の発表と同じく、日本列島から大きく太平洋側にそれて進む形となっています。
日本列島に最も近づくのは29日の午後21時ころで、東北から北海道付近に最も近くなっているように見えます。
- 台風の場所: 南鳥島の東約230kmの場所
- 中心の位置 :北緯 24度00分(24.0度)
東経 156度10分(156.2度) - 進行方向と速さ: 北西 35km/時(18kt(ノット))
- 中心の気圧 :1000hPa(ヘクトパスカル)
- 中心付近の最大風速 :18m/秒(35kt(ノット)
- 最大瞬間風速 :25m/秒(50kt(ノット))
- 15m/s以上の強風域 :南東側 460km(250NM)
:北西側 185km(100NM)
まだ、日本列島からは随分離れた場所にありますが、発生時点で1000hPa(ヘクトパスカル)なので、今後は発達していくのかが注目されるところですね。
現在のところの予想として、気象庁が発表しているのは、28日の午後12時には南鳥島の北約270kmの場所に、そして29日の午前0時には南鳥島の北約600kmの場所までくる予想です。
日本列島に最も近づくと思われる29日の21時ころには、日本のはるか東と表記されていて、北緯 36度05分(36.1度)・東経 156度00分(156.0度)の場所で北に約35km/h(19ktノット)のスピードで進んでいることになっているようです。
台風13号2020関東や日本列島への影響は?
今年の台風は1号の発生が5月と例年より遅い時期で、8月になってから立て続けに5号Jangmi(チャンミー)、6号Mekkhala(メーカラー)、7号Higos(ヒーゴス)、そして8号Bavi(バービー)、台風9号Maysak(メイサーク)と5つも台風が発生しました。
9月には10号Haishen(ハイシェン)、11号Noul(ノウル)、12号Dolphin(ドルフィン)と発生して、今回の13号Kuzira(クジラ)となっています。
今回の台風13号で9月には4つの台風が発生したことになりますね。
台風13号Kuzira(クジラ)は、日本列島に直接影響はなさそうです。

天気図と一緒に台風をみてみると、図の右下にある「ほとんど停滞」している低気圧が、今発生している台風13号です。
台風の北側に日本列島に沿って停滞している秋雨前線があります。
台風の北上に伴って、この前線が大雨を降らせる可能性があります。
ただ、大陸から張り出している高気圧がゆっくりと東に張り出してきているので、それに押されるように9月28日の日本列島は秋晴れになっているんですね。
ということは、東日本太平洋側と西日本は、高気圧に覆われて晴れる日が多いですが、気圧の谷や湿った空気の影響で曇りや雨の降る日もありそうですね。
まとめ
台風13号が発生しました。
28日の深夜現在では南鳥島の東約230kmの場所にあって、時速 35kmで北西に進んでいます。
日本列島には大きく高気圧が大陸から張り出していて、晴れの天気が続いていますが、気圧の谷もあり、湿った空気が流れ込んでいるために、東日本の太平洋側や西日本では天気が少し不安定なようです。
台風13号の直接の影響はなさそうですが、秋雨前線と干渉して、大雨が降る地域があるかもしれません。