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鬼滅の刃 20 : ジャンプコミックス コミック – 2020/5/13
吾峠 呼世晴
(著)
こちらのシリーズ全巻は電子書籍(Kindle版)で今すぐ購入できます。
お手持ちのスマホ、タブレット、PCで読めます。 こちらをチェック
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上弦の壱と交戦する岩柱・悲鳴嶼と風柱・不死川。激しさを増す戦いの中、二人の柱は痣を出現させ連携して戦うも、驚異的な強さに圧倒され続ける。そして、上弦の壱の一部を取り込み回復する玄弥だが…。激闘の行方は──!?
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2020/5/13
- 対象読者年齢14 ~ 17 歳
- 寸法12 x 1.5 x 17.5 cm
- ISBN-10408882282X
- ISBN-13978-4088822822
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上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんなに面白くてはまった漫画(アニメ)は初めてです。多くの人たちに読んで観てもらいたいです。
2023年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
家でゆっくり子供と読めていい
2023年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もはやレビューは不用ですね
2020年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【感想】
20巻は上弦の壱vs 時透 無一郎・
悲鳴嶼 行冥・不死川 実弥・不死川 玄弥
の戦いが1巻にあたり描かれています。
正直はじめは思ったよりも上弦の壱弱いな!
と思い、展開としては
呆気なく面白みがないと感じます。
しかし、その感想は後半から一変します。
後半からは
上弦の壱の生い立ちが描かれます。
上弦の壱の弟は継国緑壱という者で
痣を持ったまま生まれてきます。
彼は剣術に優れ、人格者でもあり
上弦の壱である巖勝は初め
痣を持ち忌み嫌われ続ける緑壱を
哀れんでいましたが
才能を知るやいなや
嫉妬の感情が芽生えます。
さらに、日の呼吸を使う緑壱...
彼が剣術を教えた相手はその派生として
様々な呼吸を覚えます。
巖勝もその派生として月の呼吸を覚えます。
ここで物語の展開に汗をかきました。
すごい。上弦の壱と
主人公の炭治郎は繋がっていたのか!
しかも痣が出るというのは
この上弦の壱の弟から生まれたものだったのか!
肝心な上弦の壱との戦いは
意外と呆気ないですが
そこも上弦の壱の悲しい人生と
生い立ちを映し取っており
むしろ、漫画内では生い立ちが
メインで描かれていたので
変に長々と戦いをされるよりは
個人的には好きな展開でした。
ここ最近の巻は
ずっと上弦の鬼と柱達の戦いで
見るのが疲れていたので
上弦の壱で
ちょうど1巻はベストだと思います!
巻全体を通して
この展開は予想外だったので
作者に拍手ですね!
1つ言うなら玄弥がもう少し
活躍した方が楽しかったかなぁ!笑
【作品情報】
●漫画
作者:吾峠呼世晴
掲載誌:週刊少年ジャンプ
発表期間:2016年2月15日 -
巻数:既刊20巻(2020年5月現在)
●アニメ
監督:外崎春雄
シリーズ構成:ufotable
製作:アニプレックス
放送期間:2019年4月 - 9月(全26話)
●映画
監督:外崎春雄
公開日:2020年10月16日予定
シリーズ累計発行部数は
2020年5月13日に6000万部を突破
声優:竈門 炭治郎(かまど たんじろう)
声 - 花江夏樹、佐藤聡美(幼少期)
竈門 禰󠄀豆子(かまど ねずこ)
声 - 鬼頭明里
我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)
声 - 下野紘
嘴平 伊之助(はしびら いのすけ)
声 - 松岡禎丞
栗花落 カナヲ(つゆり かなを)
声 - 上田麗奈
不死川 玄弥(しなずがわ げんや)
声 - 岡本信彦
20巻は上弦の壱vs 時透 無一郎・
悲鳴嶼 行冥・不死川 実弥・不死川 玄弥
の戦いが1巻にあたり描かれています。
正直はじめは思ったよりも上弦の壱弱いな!
と思い、展開としては
呆気なく面白みがないと感じます。
しかし、その感想は後半から一変します。
後半からは
上弦の壱の生い立ちが描かれます。
上弦の壱の弟は継国緑壱という者で
痣を持ったまま生まれてきます。
彼は剣術に優れ、人格者でもあり
上弦の壱である巖勝は初め
痣を持ち忌み嫌われ続ける緑壱を
哀れんでいましたが
才能を知るやいなや
嫉妬の感情が芽生えます。
さらに、日の呼吸を使う緑壱...
彼が剣術を教えた相手はその派生として
様々な呼吸を覚えます。
巖勝もその派生として月の呼吸を覚えます。
ここで物語の展開に汗をかきました。
すごい。上弦の壱と
主人公の炭治郎は繋がっていたのか!
しかも痣が出るというのは
この上弦の壱の弟から生まれたものだったのか!
肝心な上弦の壱との戦いは
意外と呆気ないですが
そこも上弦の壱の悲しい人生と
生い立ちを映し取っており
むしろ、漫画内では生い立ちが
メインで描かれていたので
変に長々と戦いをされるよりは
個人的には好きな展開でした。
ここ最近の巻は
ずっと上弦の鬼と柱達の戦いで
見るのが疲れていたので
上弦の壱で
ちょうど1巻はベストだと思います!
巻全体を通して
この展開は予想外だったので
作者に拍手ですね!
1つ言うなら玄弥がもう少し
活躍した方が楽しかったかなぁ!笑
【作品情報】
●漫画
作者:吾峠呼世晴
掲載誌:週刊少年ジャンプ
発表期間:2016年2月15日 -
巻数:既刊20巻(2020年5月現在)
●アニメ
監督:外崎春雄
シリーズ構成:ufotable
製作:アニプレックス
放送期間:2019年4月 - 9月(全26話)
●映画
監督:外崎春雄
公開日:2020年10月16日予定
シリーズ累計発行部数は
2020年5月13日に6000万部を突破
声優:竈門 炭治郎(かまど たんじろう)
声 - 花江夏樹、佐藤聡美(幼少期)
竈門 禰󠄀豆子(かまど ねずこ)
声 - 鬼頭明里
我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)
声 - 下野紘
嘴平 伊之助(はしびら いのすけ)
声 - 松岡禎丞
栗花落 カナヲ(つゆり かなを)
声 - 上田麗奈
不死川 玄弥(しなずがわ げんや)
声 - 岡本信彦
2024年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品の構成がしっかりしていて、一気に読んでしまう。鬼と人間との戦い以上に、深い内容となっており、余韻が残る。私的には、とても、感動した作品です。続編の購入を考えてます。
2020年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Finally Tsugikuni brother's history is exposed.
There is a long narrative of why older brother, upper demon one, has so resented his younger brother, Tsugikuni.
This book also tells you how great Tsugikuni was.
He was such a great samurai and demon slayer, but also great human being.
Older brother left his wife and a kid to become a demon.I
And yet, he still couldn't master the most superior breathing, Sun breath.
He has mastered moon breath.
Sun and moon, they represent Tsugikuni and his brother, demon one.
There is a long narrative of why older brother, upper demon one, has so resented his younger brother, Tsugikuni.
This book also tells you how great Tsugikuni was.
He was such a great samurai and demon slayer, but also great human being.
Older brother left his wife and a kid to become a demon.I
And yet, he still couldn't master the most superior breathing, Sun breath.
He has mastered moon breath.
Sun and moon, they represent Tsugikuni and his brother, demon one.
2020年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
天才最強の弟「ヨリイチ」と人間をやめた兄上「コクシボウ」
鬼滅の刃3大テーマのひとつ『キョウダイの在り方』が
この巻でまた一つの決着をみた。
鬼滅に登場するキョウダイ関係、例えば、吉原編の鬼の兄妹。
傲慢・冷酷・美少女の妹「ウメ」
妬み系取り立て人お兄ちゃん「ギュウタロウ」
周りから見れば間違いなく外道だったこの兄妹、
しかし、2人の間にだけは確かに絆があった。
ラストの「もう俺についてくんな(その方がお前のためだ)」に対して
「やだ!お兄ちゃん!置いていかないで!」としがみつく姿に、
どれだけのわがまま妹フェチ達が涙したことか。
戦闘もさることながら言葉の煽りも強烈だった兄弟弟子対決。
俺だけが特別なんだよこのカスがの兄弟子「カイガク」と
俺がカスならあんたはクズだの弟弟子「ゼンイツ」
こちらには絆というか、一方通行のゼンイツの敬意とカイガクの妬みがあって
結局、噛み合わないまま喧嘩別れの形で決着した。
実はツンデレだった暴力兄貴「サネミ」と
見た目ヤンキーのヘタレ弟「ゲンヤ」は最終決戦の最中、
兄の真意を聞き、和解・共闘まで持って行けたが、タイミングが狂えば
この兄弟弟子対決のように通じ合わないまま死別となっていたかもしれない。
そして今巻の兄弟の在り方。
天才の「弟」に追いつけない「兄」の劣等感。
優秀な弟に対する兄のコンプレックスは人類普遍のものであり、
同じ道を歩むのならそれは修羅道となる。
同門・兄弟・比べられる強さ。どちらも才能があり切磋琢磨し、それゆえに必ず差がつく。
「天才」の近くでは誰もが「劣等感」と対峙させられる。
高みを目指したものだけが焼かれる炎。
出会ったものにだけ刻まれる残像。
手を伸ばしても届かない光。
「なぜ、いつもお前だけが」と憎悪を燃やす一方、その強さに憧れる。
「お前が嫌いだ」と惨めさと憤りを抱えながら、湧き上がる弟への情。
コクシボウ本人も語っているが、全てが色褪せていく記憶の中で唯一、
鮮やかに思い出せるのが弟ヨリイチの顔というのは皮肉である。
ヨリイチへの劣等感こそがコクシボウを柱へと押し上げた力への源泉だったはずだ。
湧いてくる弟への嫉妬と憤り、憎悪と吐き気、そして憧れ…
家族を捨て、呼吸の使い手になり、柱に選ばれ、それでも届かない焦燥感に
人をやめ鬼になっても、ヨリイチに対する劣等感だけは無くならない。
「俺も兄上のようになりたいです」と兄を慕っていたヨリイチの気持ちは
ついぞ届かなかった。じゃあ、きちんと腹を割って話し合えば通じ合ったのか?
少年漫画のように夕日に殴り合えば和解できたのか?
そんな単純な物ではない。高みを諦めることができなかったから、
「天才」の兄に生まれてしまったからこその避けることのできない「修羅の道」だったのだろう。
通じ合わない兄弟の想い。けれど散りゆくコクシボウの懐にあった「笛」は
ヨリイチとの思い出の笛だった。ヨリイチが死に際にまで持っていた幼い頃の戯れ。
2人しかわからない、すれ違いの象徴のような斬られた笛。
「ヨリイチ、お前になりたかったのだ。」
けれど、それだけは認めることはできなかった。
認めてしまえば、そこで止まってしまうから。
もうそれ以上強くなれないから。
「憧れ」を口にすることは高みを目指す者にとって敗北に他ならない。
弟の「日の呼吸」に対しての兄の「月の呼吸」。
五臓六腑が焼けつくような嫉妬とどんなに努力しても届かない憧れ。
すれ違う想いと2人だけの絆
兄上のようになりたい弟と、お前になりたい兄。
次世代に繋がれる技と心、何も残せないまま消えていく鬼。
皮肉ここに極まれりだ。
私は同じ兄に生まれついた者としてコクシボウに強く感情移入した。
教えて欲しい…どうすれば良かったのか。
天才の弟に追いつけない兄貴はどうすれば良かったのか。
きっと、答えを聞いても納得しないけど…。
だったらせめて、斬り伏せて欲しかった。
最強の弟に。
BGM「あなたへの月」Cocco
鬼滅の刃3大テーマのひとつ『キョウダイの在り方』が
この巻でまた一つの決着をみた。
鬼滅に登場するキョウダイ関係、例えば、吉原編の鬼の兄妹。
傲慢・冷酷・美少女の妹「ウメ」
妬み系取り立て人お兄ちゃん「ギュウタロウ」
周りから見れば間違いなく外道だったこの兄妹、
しかし、2人の間にだけは確かに絆があった。
ラストの「もう俺についてくんな(その方がお前のためだ)」に対して
「やだ!お兄ちゃん!置いていかないで!」としがみつく姿に、
どれだけのわがまま妹フェチ達が涙したことか。
戦闘もさることながら言葉の煽りも強烈だった兄弟弟子対決。
俺だけが特別なんだよこのカスがの兄弟子「カイガク」と
俺がカスならあんたはクズだの弟弟子「ゼンイツ」
こちらには絆というか、一方通行のゼンイツの敬意とカイガクの妬みがあって
結局、噛み合わないまま喧嘩別れの形で決着した。
実はツンデレだった暴力兄貴「サネミ」と
見た目ヤンキーのヘタレ弟「ゲンヤ」は最終決戦の最中、
兄の真意を聞き、和解・共闘まで持って行けたが、タイミングが狂えば
この兄弟弟子対決のように通じ合わないまま死別となっていたかもしれない。
そして今巻の兄弟の在り方。
天才の「弟」に追いつけない「兄」の劣等感。
優秀な弟に対する兄のコンプレックスは人類普遍のものであり、
同じ道を歩むのならそれは修羅道となる。
同門・兄弟・比べられる強さ。どちらも才能があり切磋琢磨し、それゆえに必ず差がつく。
「天才」の近くでは誰もが「劣等感」と対峙させられる。
高みを目指したものだけが焼かれる炎。
出会ったものにだけ刻まれる残像。
手を伸ばしても届かない光。
「なぜ、いつもお前だけが」と憎悪を燃やす一方、その強さに憧れる。
「お前が嫌いだ」と惨めさと憤りを抱えながら、湧き上がる弟への情。
コクシボウ本人も語っているが、全てが色褪せていく記憶の中で唯一、
鮮やかに思い出せるのが弟ヨリイチの顔というのは皮肉である。
ヨリイチへの劣等感こそがコクシボウを柱へと押し上げた力への源泉だったはずだ。
湧いてくる弟への嫉妬と憤り、憎悪と吐き気、そして憧れ…
家族を捨て、呼吸の使い手になり、柱に選ばれ、それでも届かない焦燥感に
人をやめ鬼になっても、ヨリイチに対する劣等感だけは無くならない。
「俺も兄上のようになりたいです」と兄を慕っていたヨリイチの気持ちは
ついぞ届かなかった。じゃあ、きちんと腹を割って話し合えば通じ合ったのか?
少年漫画のように夕日に殴り合えば和解できたのか?
そんな単純な物ではない。高みを諦めることができなかったから、
「天才」の兄に生まれてしまったからこその避けることのできない「修羅の道」だったのだろう。
通じ合わない兄弟の想い。けれど散りゆくコクシボウの懐にあった「笛」は
ヨリイチとの思い出の笛だった。ヨリイチが死に際にまで持っていた幼い頃の戯れ。
2人しかわからない、すれ違いの象徴のような斬られた笛。
「ヨリイチ、お前になりたかったのだ。」
けれど、それだけは認めることはできなかった。
認めてしまえば、そこで止まってしまうから。
もうそれ以上強くなれないから。
「憧れ」を口にすることは高みを目指す者にとって敗北に他ならない。
弟の「日の呼吸」に対しての兄の「月の呼吸」。
五臓六腑が焼けつくような嫉妬とどんなに努力しても届かない憧れ。
すれ違う想いと2人だけの絆
兄上のようになりたい弟と、お前になりたい兄。
次世代に繋がれる技と心、何も残せないまま消えていく鬼。
皮肉ここに極まれりだ。
私は同じ兄に生まれついた者としてコクシボウに強く感情移入した。
教えて欲しい…どうすれば良かったのか。
天才の弟に追いつけない兄貴はどうすれば良かったのか。
きっと、答えを聞いても納得しないけど…。
だったらせめて、斬り伏せて欲しかった。
最強の弟に。
BGM「あなたへの月」Cocco